【木津川市】地域のくらしに根差すクリニック

ふじわら歯科クリニック
藤原 慶輔 院長
(京都府木津川市)

calendar_month公開日:2024.02.09 | 更新日:2024.04.24

温暖で水や緑などの豊かな自然環境や、古からの歴史・文化遺産に恵まれ、日常生活面で利便性が高いことから、近年人口が増加している京都府木津川市の閑静な住宅街にある「ふじわら歯科クリニック」。
優しい笑顔が印象的な藤原 慶輔 院長は、自利利他の精神で歯とお口の健康を通じて「地域の発展」に貢献されています。

「患者さんのために」
「患者さんがずっと健康でいられるように」

技術やエビデンスだけでなく、患者さんの話をよく聞いて治療しようという視点で診療を行っておられる藤原先生に、日々の診療で感じる思いや心がけていること、歯科医師を目指した理由などをお伺いしました。

インタビュー者
歯科経営アドバイザー 芝池 高之
大手歯科経営支援会社において数十年にわたり、数多くの歯科クリニックの経営戦略を立案・成功してきた歯科業界を隈なく知り尽くすアドバイザー。

■ 積極的にコミュニケーションを図ってくれる歯科医院

歯科治療においては、歯科医師はじめ歯科医院側がプロで、患者は素人です。
歯科医師が説明抜きでどんどん患者の治療を進めるなんていうことをよく耳にしますが、これではプロ失格です。それぞれの患者にはそれぞれの事情があり、それらをコミュニケーションの中からくみ取って、それぞれに最適の治療をするのがプロです。国家資格を持ち、健康保険治療であれ自費治療であれお金をもらって治療をする立場の歯科医師に対して、素人である患者がその水準を求めることは決して過ぎた要求ではありません。一方で、患者の要求を全面的に聞き入れて患者の言うがままに治療をすることも、歯科医師はプロとして失格ですし、患者も素人の領分をわきまえていないことになります。

最善の治療は、治療する側とされる側のコミュニケーションから始まります。その点ふじわら歯科クリニックでは、治療前の口の中の状態と今後の治療方針について説明と相談から治療が始まります。治療は何回かの段階を踏んで進み、その都度何のために何をしているのか、歯科医師やスタッフから患者に説明があります。
治療が一旦終了しても、今後も良好な状態を維持するため、歯科医院からメンテナンスの指導があります。このように歯科医師や歯科衛生士が患者と積極的にコミュニケーションを図ってくる歯科医院が、安心して大事なお口の健康を任せることができる歯医者さんです。

京都府木津川市で地域のくらしに根差すクリニック

藤原先生が歯科医師を目指したきっかけは何ですか?

僕の親は歯科医師ではありませんでした。
僕が、医療業界に携わりたいなと思ったきっかけは、小学5年生の時の斜頸の手術をしたことです。
その時は将来はお医者さんになりたいと思っていたのですが、両親に「人の命を預かることはそんな簡単なことじゃない」と言われてしまい、応援してもらえませんでしたが、医療業界に入りたいという気持ちはずっと持ち続けていたので、手先が器用だったこともあり歯科医師を目指すようになりました。

当時は、「歯科」と言えばあまり良い印象ではありませんでした。医科の以下というイメージでした。

大学を卒業された後、開業までは何をされていましたか?

歯学部を卒業した後は、そのまま大学の口腔外科に所属しました。ちょっとお医者さんに近い位置ですね。

当時は、補綴は補綴、歯周は歯周と縦割りになっていて、口の中のことだけに特化していました。でも、自分は口の中のことだけでなく、全身のことも学びたいと思ったんです。口腔外科以外では麻酔科で全身麻酔のことも学びました。そして、総合病院の歯科にも勤務しました。
大きい病院の口腔外科は、一般の診療所で手に負えないと判断された方など「どうしようもなくて困っている」患者さんが多く来られるので、色々な症例を診ることができ、すごく良い経験になったと思っています。

この木津川市で開業を決意された背景を教えてください

木津川市は2007年に3つの町が合併してできた市です。当時から世間では子どもが減少傾向で。学校が統廃合して減っていました。しかし、木津川市は人口が増えていて、学校も増えていたんです。時代の流れに逆らった動きをしていたことが、ここに開業することに決めた大きな理由ですね。

開業する前に住んでいたところが、高齢化で人口がどんどん減っていて。このまま歯科医師として働き続けられるのだろうかと危機感を覚えていたこともあり、木津川市なら大丈夫そうだと開業を決意しました。
あれから15年以上経って、訪問診療も始めたので年齢層が高めの患者さんが多くなったなぁという印象はありますが、新興住宅地も増えているので、小さなお子さんもたくさん来てくださっています。

じっくりお話を伺い、納得いただける治療

診療の際に大切にしていることは何ですか?

患者さんにしっかり「健康」を売ろうと思っているんです。
1本の「歯」を売るのではなく、「健康」というものを意識するように、スタッフとも共有しています。重要だけれども緊急ではない、例えば「予防」とかそういうことをしっかりやっていきたいなと。
患者さんにとっても健康と繋がっている、経営的にも安定収入に繋がる、これらは意味があって、とても重要だと思うんです。

歯科医院は、やはり何か事が起こってから治療に行くというイメージですよね。
予防歯科という言葉を今ではよく聞きますが、事前に何か悪くなる可能性のあるものを医師の方から伝えてあげるということが重要なのにできていないんじゃないかなと。
歯並びもそうですが、気付いた時点で患者さんには教えてあげるべきだと思うんです。後出しはよくない。こちらから事前対応をしてあげることで、患者さんも「きちんと言ってくれた」となって信頼してもらえるんですよ。
もちろん、お金のこともあるので無理に薦めることはしませんが、結果的にやった方が良かったとなることが多いです。

歯医者さん側からのご意見も聞いてみます

こんな患者さんは困る!ということはありますか?

こちらが提示する事前対応に反発するのに、困った時だけどうにかしてくれと言う患者さんかな。
例えば、明らかに抜かないといけない歯があったとして、「これは抜かないといけないです」って言っても、「いや、抜かずにどうにかしてくれ」と言って治療が進まない。治療方法としては、抜歯しかないのに拒否して帰り、また痛いと言って来院する。

そりゃ痛いですよ。抜かないといけないほどの歯をそのままにしてるわけですから。抜きたくない気持ちもわかります。もちろん、抜かなくても治療できるならします。最終段階でこちらも治療法を提示している場合は、素直に聞いてほしいですね。

今は色んな情報が飛び交っているので、自分で良いように解釈して考えが凝り固まってしまっていて、こちらが心を砕いて説明しても反発される方もいらっしゃるので、正直とても困ります。
本当にそれが必要なのか、どれが正解なのか見極めが難しいとは思うんですけれど…。もうこれは、患者さんと医者との信頼関係で成り立つものですね。

あとは、急患も正直困りますね。
元々の予約の患者さんがいる中にねじ込むので、大体15分くらいしか時間が取れないんです。でも、全く情報がないのでレントゲンは必要、問診も必要…時間がないんですよ。その場で完治もできないですから、結局痛みを取る薬しか出せない。

そうなると、なぜ薬だけなんだと怒られちゃうんです。この短時間で出来る最大の方法がそれなので処方するんですけど。普段から通って事前対応(予防)をしっかりしていれば、急患になることはそうそうないんですけどね…。

心に残っている患者さんとのエピソードはありますか?

ある日、「奥歯の被せが擦れて痛いから当たるところを削ってほしい」と来られた患者さんがいたんです。パッと見て、これは腫瘍じゃないのかと思いました。でも、患者さんは削ってくれと言うんです。
これは絶対無理だ、治らないよと言ったんだけど、とにかく削ってほしいと。言われた通り削ったけれど、やはり1週間後に来てもらって見たら治ってない。これは、間違いなく腫瘍だと思ったので、大きい病院を紹介しました。

結果、癌でした。発見が早かったこともあり、手術をして無事回復され、10年経った今でも現役でバリバリ働いておられます。その方は、僕を命の恩人だと言ってくださっています。

もう1人、肩こりがひどいからといって歯科医院に来られた患者さんがいました。その方もよくよく話を聞いてみたら、怪しいしこりがあって。こちらの方にも大きい病院を紹介しました。とても珍しい甲状腺の癌だったとのことでした。
年に数回、癌の患者さんを見つけることができています。口腔外科での経験が活かされているのかなと思っています。

歯の健康を守るために必要なこと

普段から気にしていた方がいいことはありますか?

歯医者はどうしても怖いとか痛いというイメージがついていて、敷居が高いと思われている方も多いのではないかと思います。でも、今は「痛くない」歯医者と謳っている歯科医院も多くなってきています。

毎年の健康診断が大切なように、歯も定期的な健診が重要なんです。
歯が痛くなくてもいいです。めんどくさいかもしれません。
事前対応がしっかりできていたら、大抵のことは上手くいくんです。

なので、歯医者に行くということを習慣づけて欲しいです。なかなか、歯のことを普段から考えるのは難しいのかもしれませんが、口の健康を保つことは体全体の健康に繋がりますから。

先生が今後やりたいと思っていることはありますか?

学校だけでなく、企業健診にも力を入れていきたいなと考えています。
企業の財産である人材という資産を守ることは、企業にとってもプラスになると思うので、歯科健診をしっかりすることで、地域に貢献できるのではないかと思います。

歯医者さんが考える本当に良い歯科医院さんとは

「本当に良い歯科医院さんを知りたい!」と思われている患者さんに向けて、メッセージを

一番重要なのは、歯医者さんとしっかりコミュニケーションが取れるかどうかだと思います。

患者さんの方から、先生に質問してみてください。その時の対応が全てを物語っていると思います。「話を真剣に聞いてくれた」とか、「色々アドバイスをくれた」とか。患者さんのことを真剣に考えている先生は、患者さんの不安を取り除くためにしっかり対応してくれるはずです。

難しい専門用語を使ったり、威圧的な態度の先生も中にはいるでしょう。自分の健康を任せる先生なんですから、嫌な気持ちになってまで通う必要はないと思います。
「本当に良い歯科医院さん」=「患者さんとしっかりコミュニケーションが取れる歯科医院さん」です。

意識が高い先生は、清潔を心がけています。
例えば滅菌ひとつにしても、上辺だけじゃなくてちゃんと中までしっかり滅菌しているか。これについては、患者さん側から確認することは難しいと思います。僕の医院では、器具の中までしっかり滅菌しているので、それをホームページでも謳っています。細かい部分まで滅菌すると器具の故障が早くなってしまうんですけど、ここまでやってこそ感染対策になると思っているので。
ですので、ご自身が行こうと考えている医院のホームページもしっかり確認した方がいいです。

昔よりだいぶマシになったとはいえ、未だにハードルが高い歯科医院ですが、お口の健康は体の健康に直結することが報告されています。健康で長生きするためにも、歯の管理は大切。何か起こってからでは遅いんです。
ぜひご家族みなさんで歯科健診に行ってください。そして、本当に良い歯科医院さんに巡り合って欲しいと思います。

この記事の監修歯科医師
藤原 慶輔 院長

藤原 慶輔 院長(ふじわら歯科クリニック)

京都府木津川市/木津駅(京都府) 出口 車8分

愛知学院大学歯学部卒業、様々な病院での勤務後、ふじわら歯科クリニックを開院。1本の「歯」を売るのではなく、「健康」を売るという精神のもと、事前に何か悪くなる可能性のあるものを医師の方から伝えてあげることで患者様の健康を様々な角度から守る歯科医師。また訪問歯科診療にもチカラを入れており、患者さまの体調にあわせて、一番楽な方法で地域の健康を支えています。

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施設情報

医院名 ふじわら歯科クリニック
所在地 〒6190215
京都府木津川市梅美台4-12-17
連絡先 0774-75-1848
最寄り駅 木津駅(京都府) 出口 車8分
公式サイト https://www.fujiwara-dc.net/